• 私がこの仕事を始めたのは20年前になる。身体障害者施設での介護士として採用された。回覧板でも何度かご紹介した「山田富也」氏に面接していただいて採用となった。ほとんど、飛び込みの営業並みの突然の求職に対して、笑顔と冗談を交えて応えてくださった。ただ、採用の条件も厳しいものであった。資格取得、勤務条件等、生活に多少制限を設けたこともあった。しかし四十半ばとなり、現在振り返ると、すべての条件が、自分の「良さ」として売りになっている。そして、この仕事を継続するための心の支えとなっていることを本当に実感する。近頃、富也さんには朝晩、感謝している。あの世から「こんなことで悩んでどうする?」「まだまだたくさん問題はあるぞ。」と応援してもらっていることを、朝晩感謝を祈る度に感じているからだ。ところで、介護業界の人手不足は近頃急速に増している。様々な要因があり、単純に人口減少による人手不足ではないと現場に居ながら実感として強く思う。私もそうであった様に、「未経験者」を採用して行かなくてはならないのである。この誰もが通る「未経験者の方」を定着してお仕事を継続して行けるのかが?我々の大きな課題である。先日も、若い未経験の職員を継続に導くことができなかった。本当に残念であった。人事のスタッフと現在も問題を洗い出す作業を継続している。とにかく続けてもらわなければならないのだ。私自身が現在も続けているように、何か一つ「続ける」ことが生きていく上で支えになる。そう私は考えている。「続けてもらえばいいことある。」本当に思ってもらえるまで、本人を支えることが目標なのだ。せっかく介護の仕事を選んでくれた方に、長く長くお仕事をしてもらえる様に、そして人と関わるお仕事を大切に思っていただける様に、先にこの仕事を始めた者が導いていくことが務めであろうと私は思う。20年前、私に課題を与えて「仕事を続けていけるように、頑張れ」と願ってくれた富也さんの手法も真似させていただきます。インターネットから人々の交流、関わりも持てるようになった時代となり、新しい思考も取り入れて「未経験者」へ全力で関わる決意をもっています。それが介護、福祉の仕事を続けさせてくださっている、先人へ報いる唯一の手段であると私は思います。どうか皆さまも、ご支援、ご指導よろしくお願いします。

    NO13