• 2017年日記帳 6月1日 2017.06.05更新

    幼馴染みの友人の奥さんが病に倒れたのは、二人が結婚して直ぐの頃だったかと記憶する。風邪の症状が長引くことを心配して検査したそうだ。病状は骨髄移植を必要とする深刻な状況であった。奥さんとも友人であり、二人の出会うきっかけとなる場所をセットしたこともあり、自身言葉をかけることができないでいた。二人は移植のドナーを探しながら治療を続けていた。治療の合間に旅行を兼ねて、私にも会いにきてくれることもあった。直接二人に病状を聞くことはなかったが、毎年送ってくれる年賀状を見ると、病状は変わらない状況であると察していた。世界を旅している二人の姿を年賀状で確認して「仲良くやってるな」そんな思いをもちながら、なんとか病状も安定していることを願った。先週、共通の友人より連絡があり「奥さんが危篤」との連絡をもらった。あと数日という状況であると聞かされた。この十数年の二人の歩みは、我々友人にとってもと尊いことになっている。
    今更ではあるが、感謝している思いを直接会うことはできないので、夜、一人で家路に向かう途中、対話をするように声に出して感謝を伝えてみる。私は心根が怠け者で、こんな時にでもならないと言葉にできない。人間性が何も変わっていないことに、また少しは進歩したかと偉ぶる自分を恥ずかしく思い、この瞬間が二人にとって、静かに、安楽に過ごせていることを願うことにした。6月1日、奥さんが亡くなったと伝え聞いた。幼馴染みでもある夫へ電話をしようとするが、未だにできないでいる。なんと声をかけるか。見当もつかないでいる。そこで、この日記帳をお借りいたしまして、思いを整理した次第です。何も言わないでいようかとも思案していますが、この日記帳をアップするまでには、何らかの行動を決めていることを祈っています。いつか機会がございましたら、二人へ何とお伝えできたのかをご報告できればと思います。

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