2017/01/08 更新
2017年日記帳「1月1日正月を迎えて」
小規模多機能型居宅介護事業は24時間365日のサービス提供である。元日から勤務となる職員から「明けましておめでとうメール」を受信した。「ご苦労様、明日も頼みます。」と返信する。新年を迎える瞬間に挨拶してくれる人が周りにいることは幸せだなと思う。実家に帰省していて、幼なじみからも連絡があり会うことになった。
先方も自営業を営んでいて、正月もゆっくりとできないそうだ。短い時間、近況を互いに話して、共通の友人の近況を確認していた。「皆それぞれ大変だな」会話はそこで終わりとなった。子供の不登校、離婚、妻の病気、親の介護、自身の病気、失業、過剰な仕事、人生に暗く広がる内容の話題が多くあった。自分も多くの問題を抱えていて、暗くなる日もある。しかし小さくても大きくても、皆それぞれの人生に希望をもっていてくれたらと願う。それだけだ。年の瀬に過ぎし日を振り返ると、この数年間は多くのことを望み過ぎていたのかもしれない。他者への過剰な期待と希望であったり、お仕事についても様々なお願いを職員へ課していた。修正しなくてはならないだろう。とは言えインターネット時代、スピードは増している。変化も早い、対応もモタモタしていることを許されないのだ。ゆったりとせかせかのバランスが大切である。職員へのメールの返信もゆったりとした気持ちで早めに返すこと、これが重要だ。さて2017年、今年のテーマは「シェアといいね」とした。ゆたかなビレッジでのシェアとは「ツラさ悩みもシェアしよう」ということ。ご利用者様の悩み課題をシェアすることによって満足度を高めていこう。また、スタッフ間でも、お仕事の「ツラさ・悩み」を互いにシェアしよう。そう声をかけたい。プラスをシェアすることも大事だが、マイナスをシェアすることは希望へつながると私は考える。そして「いいね!」、その言葉通り「いい」という言葉を介護現場で発生させることだ。この「いいね」を丁寧に毎日集めていくことが「みんな元気になる」介護事業所運営の最短距離だろう。